代表:越智元篤のメッセージ
 私、越智元篤は日本の精神医療の問題点に切り込むため、2006年1月に文芸社より「精神科看護師、謀反」を出版いたしました。読者からは、賛否両論の意見があり「この本は精神科医療に対する謀反である」という意見や、「あえてその様な題名にして世論に訴えかけようとしたのではないか」などさまざまな憶測が飛び交いました。この時、私は日本の精神科医療の閉鎖的文化やシステムの脆弱さ、法律の不備などを改めて実感し、本の出版のみで変えられるものではないということにも気付きました。

 その様な葛藤で苦慮しているとき、私に賛同してくれる仲間が一人また一人と少しずつ集まり、将来の構想をcoffeeショップで練ったのを覚えています。そう、これが今のNPOの始まりです。

 こうして、私ども精神医療サポートセンターは、任意団体として始まり、2007年6月にはNPO法人として認可され、現場で働く看護師を中心に精神医療の問題点とその現状にメスを入れるべく活動が始まりました。医療に対するシステムの問題もさることながら、放っては置けないのがその現場にいる患者さんやその家族です。私達は、アドボカシー(権利擁護)つまり、どこへ受診すればよいのかわからない、治療が納得できない、患者としての権利が守られていないなどの訴えに応えるべく、アドボケーターとして今も積極的に医療相談を行っております。

 医療は、経済とともに変化が起こります。今後更に、患者さんに不利な状況が鮮明になることも予想できます。その様な現状で私たちがいかにして現場の患者さんを守っていくことができるか。患者さんへの直接的な援助と合わせて医療システムと法整備への問題を提起し続けることが出来るか。これが、私どもNPO法人精神医療サポートセンターとしての使命ではないかと考えております。
2007年9月 NPO法人精神医療サポートセンター
最高運営責任者(CMO) 越智元篤

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